桜花 VS 斗貴子編
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カズキが苦悶の表情で「斗貴子さん・・・サヨナラ・・・」
今のTQNなら凹んでそれこそ薫が死んだと思っている剣心状態に
ぼー……
ま 「お兄ちゃんがいなくなってから斗貴子さん、ずっとあの調子……」
ぼー……じわ
ぽろぽろ
斗 「カズキぃ…カズキぃ……」
グスングスン
御 「傷女チャン人前で泣いてやんのー」
ぽろぽろ
斗 「うっ、うっ」
御 「……」
桜 「あらあら、情けない姿ですこと。そんなにカズキ君が恋しいのかしら?」
斗 「ちが……今までとちがう……
カズキが、カズキがさよならって…もうきっと逢えない、って」
グスングスン
桜 「あなたはそう言われて、彼のことを諦めるの?」
ブンブン!
桜 「だったら!
追いかけて、捕まえて、絶対離さずにいなさい!」
キッ
斗 「面と向かってさよならを言われ(ry」
桜 「さよならも言われずに(ry」
斗 「すまない…まさかお前に励まされるとは」
桜 「不本意ですけど、貸しひとつということで」
斗 「いつか借りは返す。不本意だがな」
タッタッタッ……
御 「まさか桜花が傷女チャンを元気づけるとはなぁ」
桜 「御前サマだって、津村さんがあんな調子じゃつまらないでしょ?」
御 「でもいいのか? 傷女チャンにカズキンとられちまうぞ?」
桜 「カズキ君のことはいいの。あの子にとって私はただの先輩。海にも誘われなかったし。
それにいじめがいのある男の子ならホラ」
剛 「斗貴子せんぱ〜い……あれ?」
桜花 「お久しぶり武藤クン……とマネージャーさん」
カズキ 「あっ、桜花先輩。退院おめでとう。」
TQN 「誰がマネージャーだ」
桜花 「御前様を通して見ていたし、銀色コートの中の人から詳しい事情も聞きました。
あのなんちゃってセンターGUYとの戦い、私も協力します」
カズキ 「ホント?! ありがとう桜花先輩! そうなると秋水先輩も……」
桜花 「あらあら、それは誰だったかしら?
ところで、入院中に一つ技を考えてきたのだけれど。
武藤クンのサンライトスラッシャーを、私のエンゼル御前で射ち出す、
『エンゼル"ラブラブ"スラッシャー』なんてどうかしら?」
カズキ 「合体技? やっぱりカッコイイから?」
桜花 「ええ、今度練習しましょう」
TQN 「……」
TQN (合体技か……カズキはそういうの好きそうだからな。
しかし私のバルキリースカートとでは……
……いや、やってみれば何か思いつくかもしれない。
今夜にでも、カズキと一緒に合体技を考えればいいんだ!)
TQN 「カズキ! 今夜部屋に行くから、私と合体しよう!」
カズキ 「えええっ?!」
桜花 「あらあら。技ではなく、別のモノを作る気かしら?」
関連レス
フローラを選んだからといって人格否定するのは間違っていると熱弁をふるい、
逆差別論までもちだしてカズキをフローラに誘導する桜花たん
キサマは自分がお嬢様だとでも思っているのか! とブチキレとっきゅん。
そんな横で両キャラともパピヨンと名前を変えようとする黒い影。
それに気づかず電源コードに足をひっかけるまひろ。
そんなこともあろうかと、緊急時には内部電源に切り替わるように密かに改造していた六舛。
その部品取りのためエロDVDがみられなくなってしまったエロス。
「な、なんか最近ゲームの話題が多いな……。私はそういうの、分からないから…」
と疎外感で寂しい斗貴子さん。
「じゃ、ご自分で勉強なさいな」 と桜花先輩。
「これ名作だから」と、一本のソフトを渡される。
斗貴子さん、カズキのスーファミに嬉々としてカセット・オン!
主人公に「カズキ」・ヒロインに「ときこ」と名前をつけて……
…
……
………
彼女はその後、二度とゲームをすることはなかったとか。
カズキの部屋のスーファミに、刺さったままのそのソフト
――「バハムート・ラグーン」
昔々のおはなしです。
ある日斗貴子さんとカズキ君が泉のそばをあるいていると、誤って斗貴子さんが泉に落ちてしまいました。
カズキ君が大変困っているとそこへ泉の女神様が現れ優しく話し掛けてきました。
「私は泉の女神の桜花です。貴方が落としたのはこのナイスバディの津村さんですか?」
「いいえ、落ちてしまったのは登場人物中1・2を争うシャープなスタイルの斗貴子さんです」
「あらあら、ではこちらのおしとやかで落ちつきのある津村さんですか?」
「違います、落ちてしまったのは何かと直ぐにブチまけたがる斗貴子さんです」
「貴方は大変正直者なのですね。ご褒美にナイスバディでおしとやかで落ちつきのある私をあげましょう」
「えっ?(斗貴子さんは?)」
「さ、さ、津村さんに括り付けた鉄球が外される前にここをはなれましょう」
こうしてお似合いの2人はその後末永く幸せに暮らしました。
めでたしめでたし
えとおはなし:桜坂 早花(PN)
年賀状の噂を聞きつけて悪戯心に火がついた桜花たん
(師走も近いのに呑気にストロベリってる場合かしらね津村さん)
年賀状を作成した写真店のPCに不正アクセス
入手した年賀状の画像をドラマチックに加工・編集
出来上がったのは本当にお姫さまの格好をした桜花を抱きかかえた
これまた王子様姿のカズキンの写った年賀状。
「これを写真店名義でまひろちゃん宛に送ればもうひと騒ぎ起こるわね」
後日、送られてきた年賀状に再び大騒ぎ…のはずだったが
名参謀・六枡がこれは捏造されたものだと看破
六「これは前に送られてきた年賀状の写真を加工したものだ。恐らく
何者かがカズキと斗貴子氏の間に不和を起こそうと画策したのだろう」
斗「何者かって、ひとりしかいないだろこんな事する奴は!」
カ「でもこれが捏造されたものだってどうしてわかったの?」
六「慌ててたのか、加工の際にチェックし忘れていたポイントがあるんだ」
カ「どこ?」
六「ここだ」
年賀状に写った桜花の胸は不自然なほどペッタンコだった。
六「加工するなら最初にココを加工するべきだったのだ。
…これは斗貴子氏の画像をベースに改ざんされたいわばコラージュ」
カ「なるほど。真相が明らかになってホッとしたよ。
あれ?斗貴子さんなんでバルキリースカー」
一部始終を密偵に放ったえんぜる御前を通してみていた早坂姉弟
秋「姉さんの悪だく…アイデアも今回は思わぬミスで失敗しちゃったね」
桜「アラアラ。私うっかり大事なポイントを見逃していたのねぇ…フフフ」
桜花を加えてますます喧噪がヒートアップするクリスマスパーティー
いつの間にか並んで座ってる事に気付くTQNと桜花
しばらくたってからポツリポツリと会話を始める
桜「…もしかしたら」
斗「…なんだ」
桜「貴方もこういう場って慣れてないのかなって」
斗「…正直こういうのは性にあわない」
桜「でも、時々すごく…いい笑顔がこぼれてた様な」
斗「モミの木が足りないからと武装錬金の槍に飾り付けして堂々と
衆目に晒しておく錬金の戦士が近くにいるからな…それは呆れ笑いだ」
桜「あらあら。アレね。何だか『らしい』わねぇ」
偽装クリスマスツリーの飾り付けを直してたカズキが小さくクシャミする。
そんなカズキの姿を眺めながら…
桜「…幸せになれるかもね、貴方はきっと。ここにいる人達のなかで一番」
斗「…何を言い出すかと思えば。ありえないな。私は錬金のせん…」
桜「じゃあ、幸せにしてあげてね。ここにいる人達のなかで一番。彼を」
飲みかけのシャンパンを吹き出すTQN
桜「なんてはしたない。育ちは悪く無さそうだと思ってたのに…残念」
斗「貴様が突然、み、妙な戯れ言を言うからだ!」
「へーッ。でも何か自信満々ってツラしてたぞさっき。ツムリンの顔」
斗「えんぜる御前!なんで今出て来る!?桜花、何のつもり…」
え「カズキンに教えてくるぜ!ツムリンがオマエの事幸せにするってさ」
斗「ちょっ!コラ、貴様待てこのポンコツ人形が!」
桜「ククク…。ああ面白いなー。津村さんからかう時が私は一番幸せね。
でも羨ましいな。もうとっくに幸せなのねぇ。貴方って」
惑星Mからやってきた美しき双子の侵略者ハヤサカ星人
地球…というよりさいたま県銀成市を手に入れるために
今日もまた恐るべき陰謀をめぐらせる!
桜花「彼らの使う通学路にちゃんとバナナの皮を仕掛けた?」
秋水「バッチリだよ姉さん」
桜花「後はあの傷女が通りかかるのを待つだけですわ」
秋水 (あれ?俺達何のためにこの星にきたんだろう…?)
桜花「バナナの皮ですべって転んで尻餅をつくブザマな姿を
武藤クンにみられて愛想をつかされるがいいわ、ウフフ」カ「うわー遅刻だー!」
斗「キミがなかなか起きないからいけないんだろう!」
桜花の姦計も知らずに走ってくるカズトキペア。
斗貴子さんがその毒牙に…
斗「あ”う!」
カ「斗貴子さん!?」
見事にひっかかり思いきり尾?骨を打った斗貴子さん。
戦士のくせにあっさりひっかかるな、とかいうツッコミは入れないように。
斗「痛ぅ…何故こんな所にバナナの皮が…」
カ「斗貴子さん大丈夫!?今すごい痛そうだったよ!」
言いながらストレートに斗貴子さんの腰をさするカズキ。
斗「うひゃあ!?ちょ、カズキどこを触って…(///)」
カ「ゴメン。でも、少しでも痛くなくなればと思って」
そういうカズキの目は真剣そのもの、斗貴子さんが倒れた瞬間にスカートの中まで見えたというのに、
よこしまさややましさは微塵も見られない。
その真摯さにうたれ、斗貴子さんも黙ってされるがままになっている。
カ「大丈夫?斗貴子さん」
斗「ありがとう…少し楽になってきた」
カ「痛むようだったら言ってよ。オンブするから」
斗「それはやめろ!(///)」
いい感じな雰囲気の二人。
それを物陰から見ていた双子は……。
桜「……なんで!?」
秋(なんでもクソも……)
桜花先輩が風邪をひいて、学校を休んでいるらしい。
……カズキはそれを聞いて、桜花先輩の看病に向かいます。
桜花先輩は一人暮らしですし、秋水に『姉さんを頼む』と言われている責任もありますし。
なかなか風邪が治らないので、せっせと桜花先輩の元に通うカズキです。
それを見送るとっきゅんは、凄く複雑な気分。
そりゃあ病気なんだから、カズキを止める気にはならないけど、でも……
そんな、わざわざ……。あんな女に……。
気丈にも、気にしないように振舞うとっきゅん。
でもカズキの看病が一週間に近くなった頃、やきもちの限界に達します。
とっきゅんは、カズキの前で少しだけ、咳をするフリをしてみます(勿論風邪なんかひいてない)
案の定カズキは、大袈裟に自分のことを心配してくれる。
早く帰って寝た方がいいとか、荷物持ってあげるとか。
久しぶりに構ってもらえて、なんだか溜飲が下がる思いのとっきゅん。
丁度その頃には、桜花先輩の風邪も治って、カズキも暇になっていて。
今までの仕返しというか、少し天邪鬼になっていたとっきゅんは、もうちょっとだけこの状況を楽しみたい。
で、なんとなくフラフラ〜とよろけてみたり。
カズキにもたれかかってみたり(勿論、風邪なんか関係ない)
そんな大胆なことをすれば、とっきゅんの顔は赤くなって、身体が熱くなる。
いつもならそれは、なんとかして誤魔化そうとしなければならない、自分の姿。
でも今日だけは、歓迎すべきこと。
だって傍目から見れば、本当に風邪をひいているように見えるのだから。
カズキは本当に心配して、とっきゅんをムリヤリ寝かせつけ、食事を運んだりと甲斐甲斐しく世話を焼きはじめます。
仮病のまま、ベッドの中に入っているとっきゅん。流石にやりすぎたかな……?
ちょっと良心が痛むとっきゅんだけど、でもこの一週間のことを考えると、もう少しだけこのままでいたい気分。
キミが悪いんだ・・・…。あんな女のもとになんか通うから……。
キミがわるいんだ……。
一晩中とっきゅんに付き添うと言って、きかないカズキ。
……流石にそこまでしてもらっては悪いと思う、とっきゅん(仮病だし)
そこでとっきゅんはとりあえず、「自分が寝るまでの間だけ、手を握っていてくれ」と頼みます。
……なんだか凄く恥ずかしいことを頼んでいる気がするが、今は風邪をひいている(フリをしている)のだから。
こういう時ぐらい、いい、よな……?
普段ならそれは、思っていてもとても言い出せない願い。
幸せ一杯で、夢の世界に入るとっきゅんでした。
…
……
………
ところがところが。
カズキはこの一週間、マジで風邪をひいている桜花先輩に、つきっきりだったわけで。
カズキの方が風邪をうつされていて、当然だったわけです……。
<翌朝>
とっきゅんが爽やかに目覚めると、傍らにうつ伏せるカズキの姿。
私が寝るまででいいと言ったのに、ずっとそこにいたのか……?
クスッと微笑むとっきゅんだけど、カズキの様子に気がついて、すぐに笑顔が凍りつきます。
……もの凄い高熱。荒々しい息。
カ…
カズキッ!!!!
とっきゅんは、もう泣きそうになりながら看病します。
寄宿舎中、大騒ぎです。
でも他の人には決して、看病を手伝わせようとしないとっきゅん。
昨晩の時点で、もうヨレヨレだったにも関わらず、仮病のとっきゅんを看病しようとしたカズキでした。
バカです。アホです。
そんな愛するおバカのカズキのために、とっきゅんは必死に看病します。
でも、昼になっても。
夜になっても。
カズキの熱は、一向に下がる気配もありません。
クスリは飲ませました。冷えピタも貼りました。でも、ずっとずっと苦しそうなカズキです。
そんなカズキを、とっきゅんは見ていられません。
なんとかしなければ。でも、どうしたら? とっきゅんはお医者様ではありません。
医療といったら、止血法とか脱臼のはめ方、骨折の手当て等、戦場で役立つワイルドなものしか知らないのです。
風邪に効く方法といえば、伝承めいた一つの方法しか心当たりがありませんでした。
――いわく、『風邪はうつせば治る』と……。
とっきゅんは、ためらいもなく、カズキの唇に自分の唇を近づけました……。
<翌日>
ココは、とっきゅんの部屋。カズキがとっきゅんの看病をしています。
今朝になってアラ不思議。カズキの熱は綺麗サッパリとひき、代わりにとっきゅんが高熱でぶっ倒れていました。
「斗貴子さん……。前の風邪が治っていないのに、オレの看病してくれて、余計酷くなっちゃったんだね。ゴメン……」
赤い顔をして、荒い息をつきながら、それでも満足げに首をふるとっきゅん。
……体温は39度だ。たいへんだ。
「でも、斗貴子さんの看病って凄いや。オレもあれだけ酷かったのに、一日で治しちゃったんだから」
本当にアレは凄いかも。すぐに治ってしまったのだから。
「風邪の看病の秘訣って、あるの? 今度はオレが、斗貴子さんにしてあげるからさ?」
……どうしようかな。教えてしまおうかな?
あの時のことを思い出すと、余計に顔が赤くなってしまう。
……やっぱり今はやめておこう。もうちょっと熱があがったら、その時、カズキにしてもらおうか。
おもわずその時の光景を、朦朧とする頭の中で想像してしまう。
とっきゅんの体温が、39度5分に上がった。たいへんだ。
…
……それでも赤い顔をしたまま、どこか幸せそうに、ベッドに身を横たえるとっきゅんでした、とさ。
そういや、丸山さんのバブルケイジって武装錬金に当たっても本体の身長ごと縮むんだよな
ということは、もしエンゼル御前に当たったらチビ桜花タンが誕生する…
風雲急を告げる銀成市、カズキの部屋で向かい合うチビとっきゅんとチビ桜花…
「そういうワケで小さくなってしまったので、私もカズキくんの部屋にご厄介になりますわね津村さん」
「…だからといって何故わざわざカズキの部屋に来る?」
「何故って理由は津村さんと一緒よ、私もカズキくんと一緒に……(ニヤリ」
「なっ、なななっ!キサマもまさかカズキ狙―――」
「カズキくんと一緒に居れば錬金と学校の情報を同時にいち早く仕入れられる、そうですわよね?」
「――え?…あ、ああそう、もちろんそうだ(ドキドキ」
こうして始まった奇妙な共同生活…
「いやダメだ!元信奉者であるキサマはやはり危険ッ!」
「あらあら、そんなに警戒しなくてもカズキくんを取ったりはしないわよ(クスクス」
「そ、そうか…それなら……いや違う!っていうか違う所が違うー!!!」
暴かれていく秘密!
「ベットの下はよせ!カズキのプライベートを暴くようなマネは――」
「なら津村さんはそこで待ってなさい、あらあらカズキくんったらこういうのが好きなのね…ウフフ」
「……その勝ち誇った笑みは何だ!?」
迫り来る敵!
「御前、危ない!避けろっ!!」
バッチィィィィン!!!!
「…おうカズキ、なんかこの部屋蚊がいるぞ」
怒涛の急展開に二人は!?
「戦士・斗貴子に桜花!とうとう二人を戻す方法がわかったぞ!」
「………」 「………」
「……あの、二人とも…何だその物凄く嫌そうな顔は?」
果たして二人は元の姿に戻る事ができるのか!?(戻る気があるのか?)
奇妙な共同生活が、今始まる!
「…お兄ちゃん、私が昔遊んでたドールハウスなんて引っ張り出して、何に使うの?」
「何ってもちろん、住むんだよ」
「いやあぁぁぁ!!!!!」
乞うご期待?
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