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ダイエットおたくの私がー8キロ!こんな方法があったとは!?



再殺部隊編

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Part41 625,626,627 名も無き萌戦士


『錬金サーカス団』

再殺に失敗した火渡達は戦団を解雇されてしまった!
このままでは明日の食事もままならない。さ、ど・う・す・る?

火「俺たちは一蓮托生だ。遠慮せず意見を言ってくれ」
戦「ウーム、そうは言っても俺はホム退治以外能がない」
犬「隊長、こういうのはどう―」
火「円山、何かねぇか?」
円「仕方ないわねぇ。じゃあアタシと毒島が風ぞ(ry)で稼いであげるわ」
毒「ふ、ふぅ☆◆◎(・∀・)※〜」
火「コラ!毒島をからかうんじゃねぇ!!」
犬「隊長!ちょっと―」
火「根来は?」
根「拙者が銀行の金庫に忍び込むというのは?」
火「バカ、そこまで堕ちてたまるか」
一同「何もないなぁ」
犬「聞いてくれ…orz」


毒「何か我々の特技を生かしたモノがいいんでしょうが…」
円「でもアタシら奇兵よ?自分で言うのもなんだけど」
火「ソレだ!!」
毒「?」
火「サーカスだよ!サーカス!!奇抜なヤツらの仕事って言ったらコレしかないぜ」
犬「え?錬金術がらみのサーカスってのは他作品との関係上ちょっとマズいんじゃ―」
戦「なるほど。ふむ、いいかもしれんな」
火「だろ?それに俺等には他人に真似できない特性がある。これを使わない手はないぜ」
犬「いや、そういう問題じゃなくて、またパクり云々と言われ―」
根「さすがは火渡殿。いい所に目をつけられた」
一同「よし、これで決まりだな!」
犬「だから人の話を聞けって…orz」


火「じゃあ早速練習をはじめるぜ。まず戦部と俺はコレを着る…」
犬「あのー、僕は何をすれば?」
火「で、毒島はこれを持って…円山は着ぐるみも忘れるな」
犬「猛獣使いって良いんじゃないかなー?」
火「根来はあちこち飛び回ってコレを撒け」
犬「時々自分が噛まれちゃったりして…アハハハ」

火「よし、リハーサル行くぞ!」
円・毒「せーの!」

バリバリッ!
(ふんどし一丁になる火渡と戦部)

円「ドーン!ドーン!ドーーン!!」
毒「オチでーす♪」
(紙吹雪きをまく根来)
円「ドドーン!ド!ドーーン!!」
毒「ベタベッタ♪」
(紙吹雪きをまく根来)
円「ドーン!ドーン!ドーーン!!」

犬「そっちのサーカスかよ…orz」




Part41 656,657 名も無き萌戦士


あるところにマッチを売っている根来という男がいました。
綺麗に彩られた街の中で一人「マッチいりませんか?」「マッチ買ってください」「火渡印ですよ?」
と、戦団制服に身を包んだ根来が必死でマッチを売っています。
しかし誰も買ってくれません。
「あぁ…誰も買ってくれない…」
場所が悪いのかもしれない。そう思い根来は移動することにしました。
歩いていると、ふと一件の家の窓に目が移りました。中には幸せそうな家族が見えます。

「ほうら、戦部にはパピヨン社特製ホムンクルス(蛙型)だぞ〜!」
「わぁ!犬飼パパありがとう!」
「そのかわりもうキラーレイビーズは食べちゃダメだぞ〜」
「うんわかったよ!ありがとうパパ!」
「うふふ…良かったわねぇ」
「千歳にはキャプテン・ブラボーフィギュアだぞ〜」
「やったー!ブラボー!」
「千歳ったら本当に大好きなのね」
「円山ワイフにはこれだ!わざわざ東京の骨董屋まで探しに行った着ぐるみ「イワンボーMk-3」!」
「きゃあぁぁぁ!!ありがとう!私これ欲しかったのよ!!!パパ大好きチュッ!」
「おいおいよさないか、わははは…」

「暖かい家族…」
根来には家族がいません。今は再殺部隊の火渡隊長という人の家に居候になっています。
すごく怖い人です。たまに「お前も蝋人形にしてやろうか?」と言います。
ちなみに火渡さんは毒島さんという人と一緒に住んでおられます。
毒島さんはとても優しいです。たまにガスを吐きます。そのせいで根来も何度か倒れました。
変わったように見えますが、たびたびボヤ騒ぎがある以外は至って普通な人たちです。
根来は居候の見返りとして火渡さんの作っているマッチ(原料不明)を売って帰らないといけない訳です。
気付くと隣には「M-1グランプリ」と書かれたトレーナーを着た若い男女がいました。
カップルかと思いましたが、顔が非常に良く似ています。姉弟でしょうか?
「私にとっての家族は秋水クンだけよ」
「俺も姉さんだけだよ」
ポツリとそう言うとスラムダンク12巻を持って、手を繋いで行ってしまいました。
お揃いの服を着た二人の背中の「笑い飯」という文字を見て、根来はお腹が減ってきました。


「寒い…」

もう今の根来には寒さのあまりマッチを売る元気さえなくなってきました。
相変わらず街の人たちは急ぎ足でどこかへ向かっています。
銀色のとても暖かそうなコートを着た人。タンクトップなのに元気にヒャッホウ!ヒャッホウ!と叫んでいる人。
でも誰もマッチを買ってくれません。
「誰か…マッチを…」

と、そこへ若いカップルが通り過ぎました。
「どうしたんですか?」
「マッチを売っているんです。お一ついかがですか?」
「カズキ!余計な買い物など必要ないぞ!」
「あ、うん。残念だけど…」
「お願いです…」
「………」
「カズキ!」
「わかった。いくら?」
「カズキ!!必要ないと言ってるだろう!」
「お願い!斗貴子さん!このマッチだけどうしても欲しいんだ」
「ダメだ!!ただでさえ戦士長が買って来た特売品で部屋が一杯なのにこれ以上必要ないものを買…」
「お願い!!」
「しか…」
「斗貴子さん…」
「………」
「………」
「……仕方ない、今回だけだぞ。いくらだ」
「2万3000円です」
「ふざけるなぁぁぁ!!!」
「ひぃぃぃぃ!!!」
「斗貴子さん落ち着いてぇぇぇ!!!」



「火渡隊長、いくらなんでもあれじゃ高すぎて誰も買わないんじゃ…」
「あん?いいんだよ。どうせただの副業だからな。それより人生ゲームやるぞ」
「了解しました。それでは隊長からどうぞ」

fin




Part41 775 名も無き萌戦士


ガサゴソと火渡サンタ登場。
皆にプレゼントを配って行くぞ。

まずは犬飼くん。すばらしい負け犬っぷりを披露した犬飼くんにはドッグフードをプレゼント。
これから3ヶ月間、これと水のみで生活してもらいます。良かったね犬飼くん。

次は円山さんだ。円山さんにはオランダ行きの航空チケットをプレゼント。
同性結婚もできるのでうまくいけば幸せな家庭が築けるでしょう。良かったね円山さん。

次は戦部さん。いつもセクシーダイナマイトな戦部さんにはオリハルコンでできたふんどしをプレゼント。
ある書物によると弾丸も弾くし、打撃にも強力な威力を発揮する素材らしいので、
戦部さんの見事な肉体と合わせれば無敵です。良かったね戦部さん。

今度は根来くん。…と思いましたが今日もいないようです。
せっかくですからここに置いておきます。根来くんにとても似合いそうな赤い戦闘服です。
「手塚プロ」という文字が入ってますがあまり気にしないでください。

最後に毒島さん。おやおや可愛い寝顔ですね。皆さんにお見せできないのが残念です。
毒島さんには毛糸の手袋をプレゼント。いつも顔は暖かそうなのに手は寒そうにしてますからね。
え?プレゼントが普通すぎる?なんか文句あんのか?お前も蝋人形にしてやろうか?

というわけで火渡サンタの出番はこれで終わりです。
また来年。メリークリスマース





毒「と、いう夢を見たんですよ」
火「………」



Part41 777 名も無き萌戦士


テーマは「再殺部隊の連中がサンタ部隊だったら」それではどうぞ。


【根来サンタ】

「貴様いつの間に俺の靴下にプレゼントを捻じ込んだ!?」
「無論 貴殿の気付かぬうちに」

隠密行動に長けてないとサンタなんて務まりませんもの。


【戦部サンタ】

「貴様がこの先トナカイになった時は俺のソリを引け」
「ならずにサンタに戻れたら俺と共に配れ」

「一つ目のは真っ平御免だ 二つ目のだけなら喜んで」

カズキはトナカイ化が進行しています。

実は戦部サンタは防人・火渡サンタ長よりも多くのプレゼントを配ったレコードホルダーです。
子供のプレゼントを「弁当」と称して食べたりしてないか心配です。それは横領です。


【犬飼サンタ】

「…零時 頃合いかな?」 〜…!!(←トナカイ笛)

ババッ ドッギャ ガルルルル

「ハイストップ オマエ達でプレゼント入れたら 僕が立場ないだろ」

トナカイが凶暴すぎます。


【毒島サンタ】

袋の口からガスが出ます。あまつさえ袋の口を下に向けて噴射したガスの勢いで浮いたりします。
袋とマスクの中身は誰にも分かりません。美少女だったらいいのに。ドジっ娘でも可。


【円山サンタ】

小さくした相手を子供たちに配り、人形遊びの大好きな子供に夢を与えています。
人形を持った子供がピンチになった時にそっと武装解除し、
それまで可愛がっていた人形が大きくなって助けてくれるというステキなストーリーも計算済みです。

…という設定を考えたのですが、
大きくなった時に着る服がないという事実が子供にトラウマを与えかねません。所詮夢なんて、はっ


【火渡サンタ】

例え煙突がなくても窓やドアに鍵がかかっていても、強引にプレゼントを送り届けます。

不条理を不条理で捻じ伏せる、それが火渡サンタ長のやり方。サンタ長て。




Part42 44,48 名も無き萌戦士


ふと毒島さんが銀成高校に転入してくるイメージが湧いてきた
あの仮面で。

担 任 「―というわけで、今日からこのクラスの仲間になる毒島君だ」

ザワ…  ザワ…

「すっげェマスク…」 「なんのためにあんなマスクが要るんだ?」
「お前聞いてみろよ」 「やだよ、なんかおっかないよ」
(だれか…だれか言わないかなァ) (そのマスクなんですかって…)
(誰か言わないかなぁ…)

ガラッ


カズキ 「スミマセン遅刻しました!……ん?」
毒 島 「?」
カズキ 「 マ ス ク で け ぇ ―――――!!!!」
クラスメイト「ナイスガッツ!!武藤君!!」
カズキ 「転校生?キミどうしたのそのマスクー!!」
毒 島 「わ…私ですか?」
カズキ 「でっっけえぇ――――――――!!!」



戦 部 「毒島のヤツ…大丈夫かなあ…?」
丸 山 「あ…怪しまれてなきゃいいけど…」
火 渡 「ハハハ!怪しまれやしないだろ!すごく自然だったもの!」




Part42 87 名も無き萌戦士


毒「火渡戦士長、冷えピタシートです」
火「こんなもんじゃ効果ねぇんだよ!!南極持ってこい!」
戦「そういえばペンギン型はまだ食ったことなかったな」
円「あんた食う事しか頭にないのね」
根「そういえば氷には潜った事ないな」
犬「あんたもそれしか頭にないのか」
火「ふあぁっくしょぉん!!!べらんめ〜」
戦「うお!?」
毒「大丈夫ですか?火渡様!」
犬「熱い熱い熱い!!!燃えてる燃えてる!!」
円「ほらぁもう水ならここにあるわよ」
根「もう手遅れです」

そして再殺部隊の秘密基地崩壊



Part42 96,97 名も無き萌戦士


かくて大晦日に焼け出された再殺部隊。折悪しく、天気は大雪。

戦部「むう、流石に寒いな。何か喰えば暖まるのだが・・・ってこら根来!俺の体に潜るな!」
根来「気付かれたか、不覚。されどこれが手っ取り早い防寒なのでな。」
円山「こんなこともあろうかとパンダスーツ修繕しといた甲斐があったわ。大量の空気による断熱効果であったかふわふわ♪」
と、なんだかんだと図々しいまでの生命力で元気な連中もいたが。
毒島「さ、寒い〜〜〜」
小柄な毒島にとって、この寒気は骨まで響いた。がたがたと震える。
火渡「っ、仕方ねぇな・・・おう毒島、こっち来い!」
そんな毒島を抱きしめ暖める火渡。
一瞬ぶしゅー、になりつつもすぐ火渡のほうを心配する毒島。何しろ風邪を引いているのは火渡なのだ。
毒島「ひ、火渡様、そんな、体力を消耗なさっているのに私なんかを・・・」
火渡「丁度いいだろうがよ。お前は暖まる、俺は涼しくなる・・・ついでにこんな大晦日も悪くねぇ。」
毒島「火渡様・・・」
そこはかとなくラブファイヤーな二人。

ちなみに、最後の一人は。
犬飼「デスレイピーズ・・・俺はもう疲れたよ・・・」
ルーベンスの絵も無いのに狗とくたばりかけていた。
ほらエンゼル御前が大量のATと共に犬飼を迎えに来ましたよ。



Part42 222 名も無き萌戦士


『新春かくし芸大会@再殺部隊』

毒「ただいまより新年会をはじめます。最初に隊長のお言葉です」
火「いいかテメェら、正月と言えばかくし芸だ。というワケで順番に何かやれ」
円「えー!そんな急に言われてもムリよ」
根「せめて手本なりとも見せてもらわぬと」
火「仕方ねぇ。真打ちは最後と相場が決まってるが特別に俺からやってやろう。毒島!アレを持って来い!」
毒「はい、ただいま!」

やかんを持ってきて火渡の腹に乗せる毒島

ピー!

火「どうだ!コレがホントのヘソが茶を沸かすってヤツだ!!」
毒「ヤンヤヤンヤ♪」

戦(ちっとも隠してない芸じゃないか…?)
円(この水準で良いのなら何とかなるわね…)

毒「では戦部さん、お願いします」
戦「行くぞ!  ♪酒は〜呑め〜の〜め〜呑むならば〜 日の本一の〜この槍を〜」
火「つまんねぇよ!次!」

毒「では根来さん、お願いします」
根「心得た。ここに二つの卵がござる。コレを…臨・兵・闘・者・皆・陣・烈・在・前…喝!!」
火「おぉ!?」
根「ムン!…こちらがゆで卵でござる」
火「バカかテメェはッ!テーブルの上で回して回る方がゆで卵だよ!」
根「な!なんと…この修業に3年かかったのに…」

毒「次は特別ゲストの千歳さんです」
千「はーい!歌いまーす
  ♪セーラー服を ぬ〜が〜さ〜ないで〜」
防「ブラボーだ!!」
火「このバカップルをどっかやれ…」

毒「最後に円山さんお願いします」
円「行くわよ〜」
♪チャラッチャチャララチャッチャチャ
円「チョットだけよ〜アンタも好きねぇ〜」
火「好きじゃねぇよ!死ねッ!!」
円「何よー!っていうか何で私が最後なのよ?毒島も何かやりなさいよ」
毒「え?わ、私ですか!?」
戦「そりゃあそうだろ」
根「うむ、そうでなければ納得できぬ」
毒「じゃ、じゃあ……えいッ!」

スポッ!

円・戦・根「!!!!!」
火「コラ!俺以外の前でマスクをはずすんじゃねぇ!!」



犬「ねぇ…ボクの出番まだ?レイビーズの準備はバッチリなんだけど…」



Part42 236 名も無き萌戦士


なんだか千歳&円山姐さんが無闇に初売りに命かけそうだと思った。

円:さあ初詣も終わったし、初売り&福袋狩りに行くわよ!
火:あー?うるせえよ、買いたきゃ普段買やいいだけじゃねえか。
円:隊長もわかってないわねえ、コレはイベントよ!初売りに行かなきゃ新年始まらないわよ。
千:皆そうなのよね、防人君だって寮でTV見るとか言って、
  初詣なんか準備運動にすぎないって事が判ってないわ。
毒:でも今から間に合うんですか?徹夜で並んだ人もいるそうですが。
円:ウフフ、その点はばっちり。

〜そして初売り目当ての客で殺気立つ開店直前の銀成デパート前〜
円:犬飼ちゃ〜ん♪ちゃんと順番取っててくれたのね、いい子よ♥
犬:さ、寒…(ガタガタブルb
円:(無視)ほら千歳、感謝なさい、これなら余裕でしょ?
千:ええ、そしてこの資料を見て。この入り口からの場合、このルートをとれば無駄なく回れるわ。
円:さすが、事前調査は抜かりないわね。
千:2階は数の少ないこことこのあたりが激戦区になりそうよ。
円:そこは問題ないわ、取り置きを頼んであるから。
千:…!そんな手があったなんて…
円:案内DMはマメに読むことね。他の客の悔しそうな視線は最っ高よ!アハハッ

ところで円山さんは振袖とか着るんだろうか。



Part42 239 名も無き萌戦士


正月ムード漂う繁華街を犬飼が一人歩いていく
いいように使われた、また丸山に利用された、120%利用しつくされた
かといって憎みきれないあの丸山の性格、羨ましい…オカマ特権というヤツだろうか?
いや、今はとにかく温かいコーヒーと中華まんでも食べて暖まろう

立ち寄ったコンビニの前には大きめの柴犬が繋がれていた、買い物客の犬だろうか
無意識に歩み寄ってその犬を撫でながら、自分の武装錬金キラーレイビーズを思い出す
任務云々を省けばやはり本物の犬の方がいい
キラーレイビーズは撫でてもフワフワしていないし、生き物の温もりも感じられない
何よりそのアクの強い特性が自分の精神の嫌いな面を、否が応でも思い起こさせる
犬、負け犬、噛ませ犬、犬死……

「よおう、アンタ犬好きかい?」
かけられた声で現実に引き戻され見上げると、そこには小脇にプロレス雑誌を抱えた大柄な男がいた
金髪にバンダナ、筋肉質の引き締まった体がどことなく火渡戦士長を思い起こさせる、飼い主だろうか?
「あぁ失礼、大人しかったんでつい…」
慌てて身を起こし犬から離れる犬飼、名残惜しそうな目をした芝犬を、今度は金髪の男が撫で始める
「犬ってのはいい、主人がこうと決めれば細かい事抜きで文句一つ言わず付いて来てくれる」
「…でも、無能な主人を持った犬ほど不幸な存在はないだろうな、どんなに優秀でも“負け犬”だ」
「ハッ、そいつはどうだろう…無能な主人に付いて一緒にバカやって、案外楽しんでるかもしれねぇ」
金髪の男は立ち上がって続けた
「どれだけ人間が歴史上間違いを続けても見捨てずに何千年と付いて来る、真の友ってワケだ」
「…人類の友、ってヤツか」
「そう人類の友!いい響きだなヒャッホウ!」
金髪の男は楽しげに、しかし少し寂しげに背中を向けた
「まあ……“人類”の友ってヤツには、今のオレには関係のない話なのかもしれねぇな」
「??…それってどういう――」
「じゃあオレは行くぜ、アンタの犬にヨロシクな!」

金髪の男はいつの間にか霞のように消えていた
状況を把握できずに混乱する犬飼の視界の脇に、さっき撫でていた柴犬のリードを解く少年の姿が見えた
飼い主と思しき少年はリードを握り、犬を引きずったり犬に引きずられたりしながら歩いていく
その姿を自分と重ね合わせてみたりして、犬飼は苦笑した
そして家まで走り出した、そんな気分だったのだ
走りながら犬飼は思った
今年も年賀状は一通もこなかったな、と


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