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カズキ&斗貴子編

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Part41 24 名も無き萌戦士


「斗貴子さん、今週の武装錬金読んだ?」
「まだだ・・・どれどれ。な、なんだこのうっとり(ハート)は!!カズキをこんな奴に渡してなるものか!」
「ん・・・どうしたの斗貴子さん?」
「どうしたもこうしたもない!キミをうっとりさせられるのは私だけ・・・だよな・・・カズキ?(///)」
「・・・(///)斗貴子さんをうっとりさせられるのも、俺だけだよね・・・?」




Part41 125 名も無き萌戦士


今日、フルーツカルピス苺味なるものを初めて飲んだ。中々に甘かった。

カズキ「(部屋に入りつつ)斗貴子さーん、入るよー・・・あれ、何飲んでるの?」
斗貴子「ん?あぁ自販機に新しいジュースがあったんでな。試してみたところだ」
カズキ「いいなぁ。それ、さっき自販機で買おうとしたら売り切れてたんだよなぁ」
斗貴子「あ・・・スマン、もう全部飲んでしまった。・・・感想でよければ教えてやるぞ?」
カズキ「いや、もっといい手があるよ」
斗貴子「は?何を言っt」
  チュッ
カズキ「何を隠そう俺はテイスティングの達人だ!」
斗貴子「・・・・・・」
カズキ「それにしても、随分甘い味なんだね。イチゴ味って書いてあるのに」
斗貴子「・・・相当なバカだな君は(///)」

カズキ「そういえばさ、ファーストキッスはカルピスの味がするって言うよね」
斗貴子「む、そうなのか?よく知らないのだが」
カズキ「この話ってホントだったんだね」
  「「「!!!!」」」
(斗貴子&ドアの外のまひろ&御前様で聞いてた桜花)



Part41 122 名も無き萌戦士


「ねぇ斗貴子さん、今日の晩御飯どうしようか?」
「んー…キミはいつまでたっても私の事をさんづけで呼ぶんだな
 もう結婚して3年になるんだから、呼び捨てで呼んでみなさい」
「えええ!? そんな、いきなり言われても…」
「なにをこれくらいの事で赤くなってるんだ」
「だって…ずっとそう、呼んできたんだし…」
「なになに? どうしたのお父さん?」
「んー、お母さんがね 自分の事呼び捨てで呼んで欲しいんだって」
「なぁ、カズヤはどっちの呼び方がいいと思う?」
「え? 僕は……呼び捨てで呼んで欲しいかな
 だってその方が男らしくてカッコイイじゃん!」
「ほらカズキ、カズヤもこう言ってるんだから」
「じゃ、じゃあ…」
(き、緊張するなぁ…)

 ゴクッ…唾を飲み込む音が微かに聞こえた。

「と、ときこ…………さん」
「…はぁ……」
「無理だって!
 それに俺がそう呼びたいんだから…いいじゃん…
 俺にとっては、斗貴子さんはずっと…斗貴子さん、なんだから…」
「そ、そうだな キミがそういうなら…(///)」
「えへへ、じゃあ僕がお母さんのコト、斗貴子って呼んでもいい?」
『!』



Part41 131 名も無き萌戦士


#1 この後縮んだ背も元に戻って、二週間ぶりにカズキと再会できたとする。
「わぁ斗貴子さん久しぶり!」と、感極まったカズキがとっきゅんの手を握ったとしても。
そこで、ぱしっと手を振り払ってこその、とっきゅんなのです!
「そんなことよりも、先に進むぞ」って、顔色ひとつ変えずにスタスタ歩いていってしまう…
ザマーミロ顔な剛太と落ち込むカズキを尻目に、先を歩くとっきゅん。

でも、二人の見えない影では。
さっき握られた手を愛おしそうに、ぎゅっと小さな胸に抱きかかえて、ウルウルしている……

#2 まひろ達に、「すとろべり〜」とか「ご結婚は〜?」とかチャカされたとする。
いつもは呆れ顔で否定できるとっきゅんも、カズキがそこに同席しているとなると大変だ。
図星な事実を本人の前で指摘されてしまい、頭に血が上って激昂してしまう。
そんでついつい、「違うっ!! カズキなんかなんとも思っていないっ!」と強く否定しまい、
傍で聞いていたカズキを傷つけてしまうわけだ。
青い顔をするカズキを横目に、クールにスタスタと自室に戻ろうとするとっきゅん。

でも、自分の部屋の扉を閉めるなり。
ずるずるぺたん、とその場に座り込んでしまい、自己嫌悪のあまり膝を抱えて小一時間動かなくなってしまう。


Part41 144 名も無き萌戦士

『共白髪』

カズキ「何しとるんじゃ?」
斗貴子「あぁ子供達の様子をなぁ。それにしてもまさか孫だけでサッカーチームが2つもできる程になるとは」
カズキ「ワシゃあ子作りの達人じゃ!」
斗貴子「イヤですよ、いい歳して(///)」
カズキ「何の斗貴子さんこそまだまだ若い」
斗貴子「全くいつまでそうやって呼ぶつもりやら。」
カズキ「ワシにとっては今でもあの頃と同じ“斗貴子さん”じゃよ」
斗貴子「フフ、じゃあ昔を思い出して」
カズキ「あぁ、あの時もこうして朝日を見たのぅ」
斗貴子「…カズキ」
カズキ「斗貴子さん」
カ・斗「ありがとう…」

   「おじいちゃーん!ボール取ってよぅ。あれ?寝てるの?おばあちゃんも…?

    ………。

   「ママー!おじいちゃんとおばあちゃんが―」

〜Fin〜



Part41 163 名も無き萌戦士


夜寝る時なんかに布団の中で…

斗「相変わらずカズキは…ブツブツ…。
  でもそこがいいところなのかも…ブツブツ…」

斗「………」

斗「………(不思議な感じだ。以前は眠りにつく時、こんなに穏やかな心境にはならなかった。
  こんなに気が休まることは無かった。なのに…)」

斗「…カズキ」ボソ

斗「(ち、ちがう!!なんでカズキの名前が出てくるんだ!私はそんな…そんな………カ…カズキ…が…)

で、翌朝になって

カ「斗貴子さんおはよー!」
斗「ひゃ!?お、おは、およ、おはよぅ…」
カ「どしたの?斗貴子さん何か変だよ?」
斗「そそそんなことないぞ。い、いつもどおりだ」
カ「そう?ならいいんだけど」
斗「(普段はこ、こんなに近くで喋ってたのか…)(///)」



Part41 194 名も無き萌戦士


「トキコ様がくるぞ」
「村ももうお終いじゃぁ…」
「母上、父上、オラ恐いよー」
「長ッ。何か村を救う良い知恵はないのかのぉ!?」

「…ひとつだけブラボーな方法がある」

ザワザワザワ…。
「ま、まさか」
「知ってるぞ」
「それはあんまりだど」

「村の知恵袋、千歳おばばの言う事には、年頃の健康な男子それも名に
 む、と、う、か、ず、きの六文字が入った少年を生け贄に捧げれば…」

ザワザワザワ…。
「イヤァアアア!」
「まっぴー落ち着いて!まだカズキ先輩の事だと決まった訳じゃないよ」
「まひろ。オレ…いかなきゃ。この命で村が助かるのなら…」
「お兄ちゃん…」
「オレがいなくなっても青汁はちゃんと毎日飲むんだぞ?…それじゃ」

運命に翻弄され、うら若き身でその命を「トキコ様」に捧げる事となった
武藤カズキ!嗚呼だれが、誰が彼の救えるというのか
次回「キミの事少し気に入った」に乞う御期待


Part41 231,232 名も無き萌戦士


カズキに会いたくて、夜中にそっと部屋を抜け出す斗貴子さん
斗貴子さんが心配で、夜中にそっと部屋を抜け出すカズキ

だって二人はストロベリー

部屋に近付き、カズキの鼓動が早くなる
窓から様子を伺いに、ひらりと外に出る斗貴子さん

何て言って入ろうか?こんな時間に驚かせてしまうかな?…今、何をしてるんだろう?

『…逢いたいな』

だって二人は一心同体

でも、カズキの部屋の明かりは消えていた
でも、斗貴子さんの部屋には鍵がかかっていた

『…今日はもう寝てしまったんだ』

少しだけ浮かれてた
少しだけまた寂しくなった

『…今日はもう寝てしまおう』

相手の部屋から自分の部屋へ
一人は中から
一人は外から

またすれ違う二人の想い

部屋に戻った斗貴子さん
ドアに手をかけ、漏れるため息

その時だった

足下に舞い落ちる一枚の紙
ドアの隙間に挟んであった、ささやかな彼からのメッセージ

『大丈夫?最近、少し無理してる?』
『辛かったらブチ撒けて オレが必ず受け止めるから』
『今日はおやすみ また明日』

やがて胸を満たす、暖かな気持ち

見ていてくれた
感じていてくれた

ただそれだけで充分だった

ベッドに入り、明かりを消して
カズキはすぐに眠りについた

やがて音もなく光るカズキの携帯
静かに届いたメッセージ

『ありがとうカズキ また明日』

離れていたって繋がっていたね
会えなくたって伝わっていたね

だって二人はストロベリー。
きっと明日もストロベリー。



Part41 281 名も無き萌戦士


とっきゅんの席について。
編入の時に、とっきゅんの席がカズキの隣りに指定されたという描写はありません。
しからば当然、カズキの隣りには「別の女の子」が座っているわけで。
その隣りの席の女の子は、怯えた顔でカズキに相談してくるわけです。
「ねぇ武藤君。私、津村さんに嫌われているのかなぁ。女子の中で私だけ、凄い目つきで睨まれるんだけど…」

HRで新しく席替えすることになったら。
とっきゅんはクールな表情をしつつも、汗ばんだ震える手であみだくじをひくことでしょう。気合はいりまくりです。
……それでその結果……
前の方の廊下側の席になる斗貴子さん。後ろの方の窓側の席になるカズキ。
恨めしそうに、遠くからカズキの方を見やるとっきゅんです。
もちろん、カズキの隣りには「また別の女の子」が座っているわけで。
その隣りの席の女の子は、またまた怯えた顔でカズキに相談してくるわけです。
「む、武藤君。ツムリンが最近怖いんだけど、私何かしたのかなぁ……?」
その子がプレッシャーに負けて、「私、目が悪くて黒板が見えにくいから……」と、
とっきゅんとの席替えを申し出てくるのは、そう遠くないことでしょうね。

音楽の授業について。
音楽室に移動する際に、自分のリコーダーとカズキのリコーダーをわざと取り違える……
……といった小学生じみたことは、流石にしないと信じましょう。
でも学園ライフが、小4の頃から止まったままのとっきゅんです。油断なりません。

美術の授業について。
デッサンの実習の時には、気づけばちゃっかりカズキの隣りに居座っています。
もちろん隣りに居る者同志がペアになります。カズキがとっきゅんを、とっきゅんがカズキをモデルにしてデッサン。
……おやおや斗貴子さん、カズキの顔を眺めているだけではいけませんよ?
ちゃんと手も動かさないと、想いを悟られてしまいますよ?

そして次の週の美術の授業。
カズキがデッサンの続きをしようとしても、きっと自分のスケッチブックは見当たらないでしょう。
「スケッチブックなくしちゃったよ!! もう一度描き直してたら、提出期日までに完成できないよう!」
「うろたえるな、カズキ。私でよければ、いつでもモデルをしてやるから。時間が足りなければ、今日の夜にでも……」
そんなわけで、美術の課外授業のはじまりはじまりです。
――もちろん。
カズキのスケッチは完成しそうになると何故か偶然にも、コーヒーがこぼれたり破れたりのハプニングに見舞われます。
いつまで経っても完成することはありませんよ?




Part41 282 名も無き萌戦士


一年生の女の子数人が、斗貴子さんのところに押しかけてきた。

A子 「津村せんぱーい! 武藤先輩と付き合っているってホントですかー?」
斗貴子「な、な、なんだキミ達はイキナリ!!??」
B子 「カノジョさんなんですかー?」
斗貴子「そ、そんなことあるか!(///) 私とカズキはそんな間柄ではない! 断じてない!」
A子 「キャー!! やったよC子! 津村先輩、カノジョさんじゃないってさー!!」
C子 「う、うん…(オドオド)」
B子 「チャンスだよー! 武藤先輩がフリーの内に、早く告白しちゃいなよー!」
C子 「で、でも…(オドオド)」
斗貴子「……こッ!?」
A子 「そうだ! 津村先輩、C子を武藤先輩に紹介してあげてくれませんかー。先輩と仲いいんですよねー?」
B子 「この子シャイだから、背中押してあげないと駄目なんですよー」
斗貴子「な、なんで私がそんなことっ! 断る! 私はそういう恋愛話には興味ないっ!」
C子 「あ、あの……(オドオド)」
斗貴子「………」
C子 「お、おねがいします……(ぺこり)」

こんな態度で出られるとイヤとは言えない、『こう見えてホントはすごく優しい』斗貴子さん。
放課後、C子を渋々カズキに引き合わせる。
「キミに話しがあるそうだ」と言い放つなり、プイッとその場を離れる斗貴子さん。

――
―――
その夜。
いつものようにカズキの部屋の前にやってきたが、いつものようには部屋に入れない斗貴子さん。
ノックしようとする手が、何度も宙を彷徨う。意味もなく戸口の前をウロウロ。
で、偶然部屋から出てきたカズキに見つかる。
「あれ? どうしたの斗貴子さん?」
今にも逃げ出したいような表情で、部屋に招き入れられる斗貴子さん。
部屋に入れても、どうにも落ち着かない。
訓練がどーとか戦闘がどーとか、いつものように全く色気のない話題を振ってしまう斗貴子さん。
一番聞きたい話題に、どうしても触れることができない。
そのうち「それじゃ、今日はおやすみ」と言って部屋を出てきてしまう。
自室に戻っても、なかなか寝付けない斗貴子さん。
わけも分からぬ苛々に悩まされながら、ベッドの上で悶々を寝返りをうち続ける。
するとそこへ、斗貴子さんの携帯に一通のメールが入る。カズキからだ。
『今日の一年生の子のことなんだけど、ちゃんと断ったから』
一気に肩の力が抜ける斗貴子さん。妙にうかれる斗貴子さん。
――まぁなんだわざわざ私に知らせなくても良かったのにな しかもこんな時間に非常識なコだなぁキミはまったく
でもしかたないからなんか返事でもうってやるかなどれ――

……うかれすぎの斗貴子さん。
『キミが真剣に考えて下した結論なら、それで良いのではないだろうか。おやすみ』
とメールをうつと、いっぺんに眠気が押し寄せてくる。安らかな夢の世界に入る斗貴子さん。
……そんなうっかり者の斗貴子さん。
カズキのメール文の「ちゃんと」に込められた想いに、しばらくは気づきませんでした、とさ。



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