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主婦でも、パート年収が月収になった副業って?



ちーちん・さーちゃん編

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Part20 314 名も無き萌戦士


いつものようにみんなで屋上で昼食。
カズキ先輩たちはコンビニのお弁当。まひろやちーちんもコンビニのお弁当。
私は自分で作ったお弁当。
大浜先輩はコンビニ弁当+私の作ったお弁当。
コンビニのお弁当だけじゃおなかが空くけど、
満腹になる量を買ったらお財布がもたないっていうので
私が自分のを作るついでにいsyそに作ってあげることにした。
一応、みんなにも作ってあげると言ったんだけど遠慮された。
なんだおまえら。結構おいしいんだぞ、私の手料理。

…ふと気がつくと、みんなの座り方が昔と少し変わっていた。

カズキ先輩の向かいには津村先輩がいる。
まひろは岡倉先輩の元不良時代の話に聞き入っている。
六枡先輩の隣にちーちん。なにかここだけ淡々としている。

おやおや皆さん。いつの間に?
なんだ、私だけ行き遅れか。
と思いながら、自分の隣に座る大浜先輩を見る。先輩はこっちの視線には気づかない。
あーあ。まあわかってるけどね。世の中そんなに上手くいかないって。
でもお手製のお弁当だよ? 普通いろいろ思うでしょ!?

そんなちょっとした私の焦りなんか知りもしないみんなは、思い思いにご飯を食べている。
特にこの人。
「大浜おまえよく食べるなあ」
「なにかスポーツやってたっけ?」
「先輩は体が大きいから、エネルギーもたくさん使うんだよ」
「逆にたくさん食べたから大きくなったのかも」
「体ができているのはいいことだ。ただよく噛んで食べなさい。効率よく栄養を摂取できる」
「ほうだね(モゴ」
「キミもだ!カズキ!」
大浜先輩の食べっぷりはみんな見てて気持ちいいらしくて、いろんなことを言う。
「いやあ、体質だよ、たぶん」
大浜先輩はそんなことを言いながら、にこにことコンビニの大盛り弁当を平らげていく。
…私のは手付かずだ。

じっと見ていると、大浜先輩が私に言った。

「おいしいものは最後にとっとくタイプなんだ、僕」

あ。そうなんだ。




Part20 223 名も無き萌戦士


雨の放課後。昇降口。
「…しまったなあ」
まさか傘を忘れてくるなんて。らしくない。結構土砂降りだ。

「…やあ」
「…あ」
六枡センパイ。

「まひろちゃんたちは?」
「先に帰ってもらいました。私仕事があったので。先輩は」
「委員会の仕事があったんで、カズキたちには先に帰ってもらった」
「私と同じですね」
「そうだね」



「なにしてるの?」
「あ えと」
「傘がないんだね」
「はい」
さすが鋭い。しかもセリフが出てくるまでタイムラグがなかった。
「使う?」
す、と差し出される黒い折り畳み傘。飾りっ気のないのは六枡センパイらしい。
「センパイは」
「大丈夫」
脚が走る気満々だ。
「ダメですよ、風邪をひきます」
「そこまでだよ」
「私もそこまでです。ていうか同じ寄宿舎じゃないですか」
傘を開く。
「どうぞ」
「…じゃあ、お言葉に甘えて」

それから他愛も無い話をしながら帰った。武藤兄弟のこととか。二人の共通項だから。
六枡センパイはカズキ先輩のことが大好きなんだなあと思った。
私もまひろのことは大好き。

「ええと、キミ」
「さーちゃんでいいですよ。まひろたちと同じように呼んでください」
「わかった、さーちゃん♪」

まひろだ。六枡センパイは物まねがすごく上手いんだ。

あと、今まで知らなかったけれど、
六枡センパイの笑顔は、すごく可愛い。



Part20 232,234 名も無き萌戦士


番傘を差し出す六枡、呆然とするちーちん。
「あ、そうか、女の子に番傘は無いよね」「そうですよ」
やがて笑い出す二人。
「それじゃあ、一緒に行こうか」「はい」
相合傘で歩き出す。
「やっぱり恥ずかしいです……」
顔を赤らめるちーちん。本当にそれだけかな?


六「ところで君はちーちん≠ナ良いんだよね?」
ち「あ、ハイ、そうです」

 驚いた、まひろを通じて知り合った人で
 こんなにすぐ区別がついた人って初めてだ。

六「ああ、良かった、
 君がおさげの子を沙織≠チて呼んでるの聞いて、
 じゃあ、あっちがさーちゃん≠セなって思ってたんだけど」

 六枡先輩に読唇術≠ニいう特技があるのを知ったのは数日後のことだ。


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